和食シリーズ企画 第二弾 郷土料理を楽しもう和食シリーズ企画 第二弾 郷土料理を楽しもう

その地域の産物を使い、独自の調理方法で作られてきた郷土料理には、日本の食文化の素晴らしさがたくさん詰まっています。「和食とは何か?」に迫った和食シリーズ企画第一弾に続き、今回は、日本全国の郷土料理を通して、食卓の未来について考えます。本企画は、産経新聞社様のご協力により、過去に産経新聞料理面に掲載された郷土料理から一部をご紹介しています。その地域の産物を使い、独自の調理方法で作られてきた郷土料理には、日本の食文化の素晴らしさがたくさん詰まっています。「和食とは何か?」に迫った和食シリーズ企画第一弾に続き、今回は、日本全国の郷土料理を通して、食卓の未来について考えます。本企画は、産経新聞社様のご協力により、過去に産経新聞料理面に掲載された郷土料理から一部をご紹介しています。

和食シリーズ企画 第二弾 郷土料理を楽しもう

第八回 中国の郷土料理を作ってみよう!第八回 中国の郷土料理を作ってみよう!

【中国】いただき【中国】いただき

米子市北西部の弓ケ浜一帯は砂地のため、米作りには不向きな土地柄でした。
「いただき」は、貴重な米を一粒も無駄にすることがないように油揚げに詰め、炊き上げたもの。
「いただく」という感謝の気持ちから、その名が付けられたという説もあります。
また、綿入り半てん「布子(ぬのこ)」のふっくらとした形に似ていることから「ののこめし」とも呼ばれています。

【材料(4人分)】
  • 米…1・1/2合
  • 油揚げ(京揚げ半切り、13×10cm)…8枚(約650g)
  • にんじん…1/3本
  • ごぼう…25cm
  • 干し椎茸(もどしたもの)…2枚
  • 煮干し…10尾
  • 煮汁
    • しょうゆ…大さじ4
    • 酒…大さじ2
    • 砂糖…大さじ2
    • みりん…大さじ2
    • 塩…ひとつまみ
    • 水…500ml
作り方作り方

※三菱IHクッキングヒーターを使用した作り方をご紹介しています。

  1. 1.油揚げの下ごしらえをする1.油揚げの下ごしらえをする

    油揚げはたっぷりの熱湯でゆでて油抜きをし、水気をきって冷ます。
    麺棒などで押して水気を絞り、キッチンペーパーで両面を強く押して水分と油分を吸わせる。
    斜めに切り、袋状に開く。

  2. 2.米を研ぐ2.米を研ぐ

    米は研ぎ洗いし、ザルに上げて20分ほどおく。

  3. 3.その他の材料の下ごしらえをする3.その他の材料の下ごしらえをする

    にんじん、ごぼう、干し椎茸は3mm角程度の粗みじん切りにする。
    煮干しは頭と腹わたを除く。

  4. 4.詰める4.詰める

    米とにんじん、ごぼう、干し椎茸を混ぜ、油揚げに等分して詰め、口を爪楊枝で留める。

  5. 5.並べる5.並べる

    フライパン(直径30cm)に煮干しを散らして米を詰めた油揚げ(④)を並べ、混ぜ合わせた煮汁を加える。
    水で濡らして絞った厚手のキッチンペーパーで落とし蓋をする。

  6. 6.煮る6.煮る

    アルミホイルでぴったりと蓋をして【煮込み・火加減3】で10分加熱し、【煮込み・火加減2】にして15分加熱する。
    火を止め、裏返してアルミホイルで蓋をし、10分ほど蒸らす。