
宇宙ステーション補給機
「こうのとり」の歴史
ランデブ・ドッキング技術開発から、「こうのとり(HTV)」初号機打ち上げまで約30年。
開発者たちの絆が歴史を変えた、日本初の宇宙ステーション補給機「こうのとり(HTV)」
その挑戦と、進化の軌跡を振り返ります。

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ランデブ・ドッキング技術の調査研究
海外技術動向調査及びランデブシミュレータにより宇宙船の操縦方法を確認航空宇宙技術研究所(NAL・現JAXA)のランデブ・ドッキングシミュレーションシステム -
ランデブ・ドッキングシステムの研究開発
ランデブ・ドッキングに必要な搭載センサ・ドッキング機構・誘導制御ソフトウエアの開発などを実施 -
平成元年
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バブル崩壊
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再突入技術の実証
軌道突入実験機
「りゅうせい(OREX)」
/再突入実験 -
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HTV概念設計開始
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宇宙実験・
観測フリーフライヤー
(SFU)打ち上げ
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阪神・淡路大震災
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遠方ランデブ技術の実証
SFUを宇宙の特定の位置まで動かして静止させ、若田宇宙飛行士の操縦するスペースシャトル搭載ロボットアームにより回収 -
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HTV開発開始
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近傍ランデブ・ドッキング技術の実証
宇宙ロボットによる衛星自動捕獲技術の実証技術試験衛星VII型「きく7号」(ETS-VII)愛称「おりひめ・ひこぼし」打ち上げ
世界初の完全自動ランデブ・ドッキングを実現
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HTV基本設計審査
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HTV基本設計審査その2
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再突入・海上回収技術の実証
次世代型無人宇宙実験システム USERS 宇宙機回収 -
日本国際博覧会が愛知で開催
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宇宙ステーション補給機
技術実証機(HTV-1)打ち上げ -
宇宙ステーション補給機(HTV)の愛称「こうのとり」と命名
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HTV-2「こうのとり」
2号機打ち上げ量産機として実用開始 -
東日本大震災
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HTV-3「こうのとり」
3号機打ち上げ再突入データ収集装置i-Ballを搭載し、再突入データ取得
3号機から国産スラスタ採用 -
HTV-4「こうのとり」
4号機打ち上げ再突入データ収集装置i-Ballを搭載し、再突入データ取得 -
HTV-5「こうのとり」
5号機打ち上げ宇宙ステーション(ISS)でのキャプチャ(捕獲)作業を日本人で初めて油井飛行士が担当
「こうのとり」で生鮮食品を初めて輸送 -
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熊本地震
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HTV-6「こうのとり」
6号機打ち上げ宇宙ステーション(ISS)の「命綱」バッテリーを6台運んだ(以降9号機まで継続輸送)
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HTV-7「こうのとり」
7号機打ち上げ小型回収カプセルを搭載、回収に成功 -
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令和元年
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HTV-8「こうのとり」
8号機打ち上げ新型宇宙ステーション補給機「HTV-X」で使用する機器の事前実証を行なった
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新型コロナウイルス世界的大流行
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H-IIBロケット最終号機
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HTV-9「こうのとり」
9号機打ち上げISS-HTV間でWifi通信の技術実証
「こうのとり」最後のミッションも成功で有終の美を飾る -
HTV-9「こうのとり」
9号機大気圏再突入ISSから分離後、大気圏に再突入し、その任務を終える
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全ミッション成功おめでとう!ありがとう、こうのとり
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輸送システムへの活用
新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)
初号機「こうのとり」後継機、宇宙ステーション(ISS)への補給を開始月・惑星探査への活用
小型月着陸実証機(SLIM)月面へのピンポイント着陸技術を小型探査機で実現さらなる発展ゲートウェイへの補給、惑星間輸送への適用火星衛星探査計画(MMX)火星の探査及び火星衛星への着陸サンプルリターンを実現
そして未来へ。
挑戦はつづく。
画像提供:NASA,JAXA,ESA,J-spacesystems