厄除けの力があるとされる塩鮭の頭と大豆に、粗くすりおろした大根とにんじんを加えてじっくり煮込み、
酒かすで仕上げた栃木県の行事食。
2月の初午(はつうま)の日、赤飯を添えて稲荷神社に供え、無病息災を祈ります。
冷やして味をなじませ、酒肴やおかず、お茶うけに。
【材料(8人分)】
- 塩鮭の頭(半割にしたもの)…1尾分
- 煮汁
- 酢…大さじ2
- 水…7カップ
- 大豆…50g
- 大根…1本
- にんじん…1本
- 油揚げ…3枚(90g)
- 酒かす(練りかす) …100g
- 調味料
- 砂糖…大さじ1
- しょうゆ…大さじ1/2~1
- 塩…適量
※三菱IHクッキングヒーターを使用した作り方をご紹介しています。
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【火力8】でたっぷりの湯を沸かして入れ、軽くゆでる。
流水にさらしながら洗い、水気を押さえる。
出刃包丁で2cm角くらいに切る。※鮭の脂ですべりやすいので、手を切らないように注意してください。
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フライパンに大豆を入れ、【火力3】で薄皮が割れて中に薄い焦げ色がつくまで、ときどき混ぜながら15~20分煎る。
※火力が強いとフライパンの樹脂を傷めるので、【火力3】を守ってください。
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大根とにんじんは鬼おろしですりおろす。
油揚げは熱湯をまわしかけて油抜きし、縦半分に切ってから1cm幅に切る。 -
鍋に鮭と煮汁の材料を入れて【火力8】で蓋をせずに沸かし、アクを除く。
大根・にんじん・大豆を加えて煮立て、【煮込み・火加減3~1】または【火力4~2】にしてアクを除きながら鮭の骨がやわらかくなるまで蓋をせずに3~4時間煮る。 -
酒かすを煮汁で溶きのばし、加え混ぜる。
油揚げを加え混ぜ、砂糖・しょうゆを順に加えて【煮込み・火加減2】または【火力3】で5~10分煮て味をなじませる。
塩で味を調える。 -
粗熱がとれたら冷蔵庫に入れ、しっかり冷やす。