和食シリーズ企画第3弾
第11回のテーマは、きゅうり。
平安時代から栽培されていたという記録もあり、古くから日本人に馴染みの深い野菜です。
パリっとした歯ごたえのある食感とみずみずしさは料理の味を引き立てます。
サラダや漬け物、酢の物など、きゅうりは生で食べることが多い野菜。
みずみずしさ、歯切れのよさ、そしてウリ科特有の青っぽい香りが好まれるからでしょう。でも、火を通すと目先が変わってカサも減り、生よりもたくさん食べられます。旬の時期はぜひ試してみてください。
加熱調理するときのポイントは下ごしらえです。
炒め物は、仕上がりが水っぽくならないことが大切。縦半分に切ってみて、種が多いようならスプーンなどを使って除いてから使いましょう。
切り分けたら塩をふり、余分な水分を抜きながら薄く下味をつけると、調味料がなじみやすくなります。冬瓜などの代わりに煮物などに使うときは、香りが強い皮を全部または縞目にむくとよいでしょう。
2017.09.04