和食シリーズ企画第3弾
第12回のテーマはねぎ。
そば、うどんの薬味から鍋物の具材まで、
さまざまな和食で縦横無尽に大活躍のねぎ。
そのおいしさを掘り尽くします。
「ねぎ」と聞いて、関東で生まれ育った人は白い部分が長いねぎ(写真下)を、関西なら葉が長いねぎ(写真上)を思い浮かべるのではないでしょうか。料理のレシピ本などでは、千住群である前者を「長ねぎ」「白ねぎ」「根深ねぎ」、九条群である後者を「青ねぎ」「葉ねぎ」「九条ねぎ」と書き分けることが多いようです。
じっくり焼いて甘みを引き出す「焼きねぎ」には長ねぎ、お好み焼きの「ねぎ焼き」には青ねぎ、と使い分けるとよい料理もありますが、一般的な家庭料理ならどちらを使ってもよいでしょう。先入観を捨てて、いつもと違うねぎを使ってみると、思わぬ美味しさを発見できるかもしれません。
2017.10.03