直径(コア外径)はわずか43mm。従来品に比べ、モーターの性能を落とさずに大幅な軽量・コンパクト化を実現しています。
換気機器の開発現場を徹底解明!
快適な生活に欠かせない空調は
心地よい風を追求し続けた先にあった!
岐阜県 中津川製作所編
岐阜県 中津川製作所編 今回は岐阜県中津川市にある中津川製作所を取材。寒い冬も暑い夏も「風」の力で快適にしてくれる換気機器の開発現場を徹底解明!
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換気機器の開発現場を徹底解明!
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中央アルプスの南端、恵那山の麓にある岐阜県中津川市。恵那山や中津川に代表される四季折々に表情を変える豊かな自然と、中山道の宿場町として発展した庶民文化が今も息づいています。
名産品のひとつである「栗」を使った栗きんとんはこの中津川が発祥の地とされ、旬の秋には今年の新栗を使った栗きんとんを心待ちにした多くの方が県外からも訪れます。
恵那山と中津川などの多くの自然に囲まれ、歴史が息づく場所でした。
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中津川製作所では、豊かな自然に恵まれた環境の中で1943年の創業以来、常に自然環境に即した製品開発を行ってきました。
換気扇やジェットタオルを始めとする「風の事業」に始まり、さらに「全熱交換器ロスナイ」で有名な「空気の事業」、温水式床暖房システムに代表される「水の事業」を行っています。
なかでも「風の事業」では革新的な製品を数多く開発してきた歩みから“風の中津川”と呼ばれています。
製作所内に設けられた風・空気・水の3つのエリアからなる体験・体感型展示場アースエでは、「省エネ・再エネ・創エネ」を開発コンセプトとする商品と技術を体験することができます。
中津川製作所から車で45分程、りんごの産地としても知られる、長野県飯田市にある中津川製作所の分工場であり、住宅用換気扇の生産を行っています。自動化ラインを備えるなど、部品から本体まで一貫して国内で加工・生産している強みを活かし、スピーディーで安定した供給を行っています。その種類は1200機種にも及び、年間生産台数は約340万台になります。
中津川製作所は、人と自然が共生を目指す製品を作る製作所なんですね!
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業界で初めて※1CO2を検知するセンサーを搭載。室内のCO2濃度の上昇を検知※2することで、自動で急速運転に切り替え、効率的に室内を快適な状態に保つことができます。
CO2濃度が低いときは急速運転から弱運転に切り替わるため、過換気を抑制し省エネ換気を実現します。
誕生から四半世紀となるジェットタオルは、“両面ジェットの風”で水滴を吹き飛ばすという当時では新しい発想・方式でのハンドドライヤーとして、世界で初めて※当社が開発・発売し、ハンドドライヤー市場に革命をもたらしました。
また、業界で初めて※設置空間の空気を循環清浄する「ヘルスエアー®機能」搭載循環ファンを本体に組み込んだジェットタオルが誕生。
手乾燥にご使用いただくことはもちろん、ジェットタオルがいつでもキレイな空気と空間をお届けします。
1970年に世界で初めて紙でできた熱交換形換気機器(静止形)として開発され、世界七ヶ国で基本特許を取得するロスナイ。
紙の持つ熱と湿度を通す性質を利用したロスナイエレメント(特殊な加工を施した紙で空気の通り道を形作るパーツ)により、換気の際に捨てられてしまう室内の暖かさや涼しさを再利用(熱回収)しながら換気します。約5~8割の熱エネルギーを回収でき、夏期・冬期の冷暖房負荷を低減し、省エネ換気が可能です。
また、IoTライフソリューションプラットフォーム「Linova(リノバ)」を介し、クラウド上でのルームエアコン※1とロスナイセントラル換気システム※2の連携制御により、室内の快適性をさらに向上させて効率的な省エネ換気が実現します。
業界初や、四半世紀も続く技術、IoTによる連携システムなど、
様々な技術により多様な製品がつくられていました!
三菱電機では「風」や「空気」の技術を通じ環境にもやさしい快適な空間づくりのお手伝いをしていきます。今後も時代のニーズに応えるべく、技術開発と生産体制の強化に取り組んでいきます。
これからも豊かな自然と確かな技術によって、さらに快適な未来が広がっていきそうですね!
神奈川県 鎌倉製作所
兵庫県 電力システム製作所
岐阜県 中津川製作所編
群馬県 群馬製作所編
香川県 受配電システム製作所編
兵庫県 神戸製作所編
兵庫県 三田製作所編
和歌山県 冷熱システム製作所編
福島県 コミュニケーション・ネットワーク製作所 郡山工場編
福岡県 パワーデバイス製作所編
兵庫県 電力システム製作所編
※粒子線治療システム事業は2018年6月1日をもって日立製作所に事業統合いたしました。
長崎県 長崎製作所編
広島県 福山製作所編
愛知県 名古屋製作所編
静岡県 静岡製作所編