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先人に学ぶ
宇治達郎(医師)
体内を見る胃カメラを開発し内視鏡検査の基礎を築く

2019年4月公開【全1回】

要旨

口や鼻から管を挿入し、体内を観察する内視鏡。病巣を早期に発見できるこの医療機器の登場が、世界中の人々の命を救ってきた。戦後の物資が不足していた時代に、「カメラで胃の中を覗いてみたい」という思いに突き動かされ、内視鏡の基礎となる胃カメラを世界に先駆けて発明したのは、日本人の若き医師、宇治達郎だ。

先人に学ぶ 宇治達郎(医師) 体内を見る胃カメラを開発し内視鏡検査の基礎を築く

医師 宇治達郎(うじ・たつろう)

1919年長野県生まれ。43年東京帝国大学医学部卒業後、軍医候補生として中国従軍(第58師団司令部入隊)。復員後、東大附属病院分院外科副手に。48年胃カメラ開発に着手し、50年31歳でオリンパスの技師らと共同で完成。恩賜発明賞、吉川英治文化賞受賞。享年61歳。

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