SSCNETとは?
ドライブシステムをより快適に、信頼性を追求した独自のサーボシステムネットワーク<SSCNET>。
あらゆるシーンにおいてなめらかで高応答、高精度を実現させた光ネットワークです。
より速く、より正確に、進化を続けるSSCNETです。
※SSCNET(Servo System Controller NETwork)
なめらかで高速、高精度な動きの実現
近年、サーボ技術の変化のスピードには目覚しいものがあります。
SSCNETでは、従来のパルス列指令やアナログ指令では得られなかった装置の高性能化・高精度化を実現しました。
パルス列指令で高速、高精度な制御を行うには、パルスの周波数に制約があります。また、アナログ指令(電圧指令)もノイズの影響、ケーブル長による電圧降下、および温度ドリフト等の影響を受けやすいなどの問題があります。
これらの問題点を解決し、『よりなめらかに高速、高精度な動作』を実現したのがSSCNETです。
SSCNETは同期性の高い高速シリアル通信方式を採用しており、サーボモータの同期制御システム、絶対位置システムを容易に構築できます。
また、コネクタによるワンタッチ接続のため、配線作業の簡素化がはかれます。
大幅な省配線化を実現
専用ケーブルをコネクタに差し込むだけのワンタッチ接続。配線作業を大幅に軽減できます。
信頼性の向上
SSCNETは、データ通信であり、高精度かつ通信信頼性があります。もし、通信に異常が発生しても、今回のデータを使用せず、次回の正常データを使用するため、異常の累積はしません。
SSCNETIII/Hの仕様
項目 | SSCNETIII/H | ||
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通信媒体 | 光ファイバケーブル | ||
盤内用標準コード 盤外用標準ケーブル |
長距離ケーブル※1 | ||
通信速度 | 150Mbps | ||
通信 周期 ※2 |
送信 | 0.22ms/0.44ms/0.88ms | |
受信 | 0.22ms/0.44ms/0.88ms | ||
1系統 あたりの 最大制御軸数 |
通信周期 0.22ms: 4軸/系統 通信周期 0.44ms: 8軸/系統 通信周期 0.88ms:16軸/系統 |
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伝送距離 | 局間最大20m 最大総延長320m (20m×16軸) |
局間最大100m 最大総延長1600m (100m×16軸) |
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耐ノイズ性 | ◎ |
- ※1: 受注生産。
- ※2: 通信周期はコントローラの仕様により異なります。