インバータ FREQROL-B シリーズ 特長
防爆エリアでの駆動をサポート
耐圧防爆形モータ
構造力学から生まれた強固な外被により、防爆試験(10回の爆発試験+15回の爆発引火試験)をクリアしています。また、防爆構造はd2G4を採用しており幅広いニーズに対応できます。
(注:225フレーム以下のモータは商用電源では運転できません。)
耐圧防爆形モータ駆動用インバータ
耐圧防爆形モータの滑らかな加減速運転、多段速運転を実現します。また、瞬停再始動機能、アラームリトライ機能などで安定した運転をサポートします。インバータ本体は非防爆構造ですので、必ず非危険場所に設置してください。
豊富なラインアップ
機種 | 容量 | 特長 | |
---|---|---|---|
① 低減トルク負荷対応(FR-B) V/F制御 |
3相200V 0.75K~45Kまで | 12機種 | 実績のあるV/F制御で運転できます。 モータからの騒音を低減できます。 |
3相400V 0.75K~37Kまで | 8機種 | ||
② 低減トルク/定トルク負荷対応(FR-B) V/F制御 |
3相200V 55K~75Kまで | 2機種 | |
3相400V 55K~110Kまで | 4機種 | ||
③ 定トルク負荷対応 低騒音タイプ(FR-B3-N) アドバンスト磁束ベクトル制御 |
3相200V 0.4K~37Kまで | 13機種 | モータからの騒音を低減できます。 始動トルク0.5Hz 150%のパワフルな運転ができます。 |
3相400V 0.4K~37Kまで | 13機種 | ||
④ 定トルク負荷対応 標準タイプ(FR-B3) アドバンスト磁束ベクトル制御 |
3相200V 0.4K~37Kまで | 13機種 | 始動トルク0.5Hz 150%のパワフルな運転ができます。 |
3相400V 0.4K~37Kまで | 13機種 | ||
⑤ ベクトル制御(FR-B4) | 3相200V 1.5K~18.5Kまで | 7機種 | 巻径演算などの専用機能を多数搭載し、インバータ単体で安定した巻取/巻出制御を実現します。 本製品は、FR-A800-R2R(Roll to Roll 専用品)仕様の三菱電機耐圧防爆形ベクトルモータ駆動用インバータです。 |
⑥ 直流電源入力仕様(FR-B4D) ベクトル制御 |
DC283V~DC375V 1.5K~18.5Kまで |
7機種 |
インバータとモータの組合せで、厚生労働省防爆検定に合格しています。(従来インバータ(A500仕様、A700仕様)との組合せでも合格しています)
上記容量以外については当社営業窓口までお問い合わせください。
長寿命部品
- 冷却ファンは、設計寿命10年*1で長寿命です。冷却ファンのON/OFF制御との組合せで、さらに長寿命になります。
- コンデンサは、設計寿命10年*1 *2のものを採用し、長寿命化を実現しました。
- 寿命部品の寿命目安
部品名 | 寿命目安*1 | JEMAの目安*3 |
---|---|---|
冷却ファン | 10年 | 2~3年 |
主回路平滑用コンデンサ | 10年*2 | 5年 |
プリント基板上平滑コンデンサ | 10年*2 | 5年 |
- *1周囲温度:年間平均40℃(腐食性ガス、引火性ガス、オイルミスト・じんあいのないこと)
設計寿命は計算値です。保証値ではありません。 - *2出力電流:インバータ定格の80%
- *3JEMA(社団法人日本電機工業会)「汎用インバータ定期点検のおすすめ」より抜粋
安心リニューアル
- インバータの取付け寸法は、A700仕様と同一なため、置換えが安心です。
また、オプション(FR‐A8TAT)を使用することで、A700仕様の制御回路端子台を装着できます。 - 端子応答速度の互換モード機能で、既存の設備にあわせて応答時間を調整できます。
- インバータセットアップソフトウェア(FR Configurator2)のコンバート機能により、A700仕様(FR-B、B3)からのパラメータ設定の移行が簡単にできます。(FR-B4は対応していません)
さまざまなネットワークで一元管理
- コントローラからネットワークを経由してインバータの制御・監視が可能です。
標準対応のRS‐485通信(三菱インバータプロトコル、MODBUS®RTUプロトコル)では、最大115200bpsで通信できます。 - 通信オプションにより、CC-Link通信、SSCNET Ⅲ(/H)をはじめ、DeviceNet™、PROFIBUS-DPV0にも対応します。その他Ethernet系ネットワークにも対応します。
・CC-Link IE TSN
・CC-Link IEフィールドネットワーク
・FLリモート通信
CC-Link IE TSNでは、サイクリック通信でリアルタイム性を保証した制御を実施しながら、ITシステムとの情報通信が混在可能です。
(FR-B4は対応していません)