Factory Automation

負荷開閉器・断路器 励突抑制開閉器(エネセーバ)

特長

電動操作による遠隔操作ができる『エネセーバ』!さらに使いやすくなりました!

小形・軽量・省スペース化のニーズに対応!

励突抑制開閉器エネセーバ「Gシリーズ」

小形・軽量化機種『TES-GB1』を追加ラインアップ。

抵抗体の配置を変更することで、小形・軽量化を実現し、省スペース化のニーズにお応えします。従来同等品(TES-GB2形)より端子間寸法が176mm縮小し、キュービクル筐体内における設計自由度の向上に貢献します。

《 参考 》 追加品(TES-GB1形)と従来同等品(TES-GB2形)の比較
「端子間寸法:176mm縮小」「設置スペース:31%削減」「総質量:16%軽減

安心・安全の作業性・機能を拡充!〈全機種共通〉

絶縁バリヤの着脱作業性を向上。

着脱作業を工具不要のワンタッチ取り外し方式に変更しました。
相間バリヤと側面バリヤは同一形状としていますので、取り付け間違いを防止します。

引外しコイルに焼損防止機能を装備。

新たに焼損防止機能を追加し安全性を向上しました。
連続通電による引外しコイルの焼損を防止します。

万一の連続通電の場合に、「PTCサーミスタ」が高抵抗となり、回路電流を小さく制限し、引外しコイルの焼損を防止します。
「PTCサーミスタ」は、電源をOFFにすることで通常の抵抗値に戻りますので、交換の必要はありません。

瞬時電圧低下対策(Gシリーズ全機種)

瞬時電圧低下対策

変圧器の“励突”により、配電系統の電圧を低下させるおそれがあります。配電系統の瞬時電圧低下は、10%以内であることが求められています。

(注)上図は簡易計算例です。電力会社殿変電所~受電端までのインピーダンス値により計算結果は異なります。

高圧受電設備規程(JEAC 8011-2014) 2014年10月改定

「変圧器」励磁突入電流抑制対策は、配電系統電圧の10%を超えて低下した場合と、具体的数値が追記されました。

分散型電源の系統連系資源エネルギー庁「電力品質確保に関わる系統連系技術要件ガイドライン」(2004年10月)

第3節高圧配電線との連系 4項電圧変動 (2)瞬時電圧変動対策「瞬時電圧低下は常時電圧の10%以内」と記述されています。

エネセ-バは電動操作式

発電設備に最適なシステム構築ができます。

  • 系統停電時
    不足電圧継電器によりエネセーバ開放し、変圧器を自動解列。
  • 系統電圧復帰後
    瞬時電圧低下対策のために、エネセーバ自動復帰により、変圧器の励突を抑制。
    ヒューズが動作している場合は、ヒューズ動作スイッチで復電操作を行わない設定もできます。

省エネ対策「変圧器の待機電力削減」(GB1シリーズを除く)

変圧器は電源を供給しているだけで待機電力(無負荷損)が発生します。励突抑制により変圧器にストレスを与えず、変圧器一次側を開閉できるので、待機電力やCO2を削減できます。

待機電力(無負荷損)削減計算(例)

油入変圧器
変圧器
容量
周波数
Hz
30年前
油入TR
トップランナー
Rシリーズ
削減費
円/年
CO2
kg/年
削減費
円/年
CO2
kg/年
単相 300kVA 50 13,297 611 12,476 366
60 13,625 626 10,725 315
三相 500kVA 50 35,459 1,628 17,948 527
60 32,996 1,515 25,828 759
1000kVA 50 58,605 2,691 61,724 1,813
60 61,724 2,834 51,218 1,505

算出条件

  • 電力量料金:16円/kWh
  • CO2排出係数:0.47kg/kWh
  • 年間運転停止時間:2,736時間/年
  • 変圧器運転停止条件 土、日、祝日停止:114日停止(2,736時間/年の停止)

省エネ対策推進

電源不要時、変圧器を停止して待機電力削減

-変圧器もひとやすみ-

エネセ-バは電動操作式

変圧器の運転・停止をシステムで活用した、
ご採用事例があります。

  • エネルギー管理システム(EMS)
  • 離れた場所からのスイッチ操作
  • タイムスイッチでのスケジュ-ル運転 など