高圧遮断器・高圧電磁接触器 真空電磁接触器
環境保全に配慮し、未来を見据えた新設計
VZ-Eシリーズ
定格使用電圧3.3/6.6kV 定格使用電流200/400A
環境保全に配慮した未来志向真空電磁接触(VMC)
- 有害6物質(水銀、カドミウム、鉛、六価クロム、PBB、PBDE)を使用していません。
(2006年度に施行されたRoHS指令の規制値以下)
ピンやねじ類の小物部品にも、土壌汚染物質のひとつである六価クロムを含まない防錆処理を採用しました。 - リサイクルを容易にするため、主要樹脂部分には使用材料を表示しました。
施工性、保守性、安全性に優れた新設計
- 固定枠に折りたたみ構造を採用(定格使用電流200AのC形・V形(位置SWのない場合のみ))することで、固定枠がより取出しやすくなりました。開梱から据付けまでの作業時間の短縮ができます。
- 三相軸の軸受部に摺動性に優れた低磨耗樹脂を採用。また摺動部分には酸化・劣化がほとんどない長寿命グリースを採用しました。
- ラッチ式の投入保持をラッチ機構による機械的保持から永久磁石を用いた電磁的保持にすることで、機構部への注油が不要となり、省メンテナンス化を実現しました。
- コンビネーションユニットのフェースプレートにフラット構造を採用することで、保護板などの配置が容易になりました。
- 保護カバーや主回路端子管などは難燃性UL94(V-0)のグレードを採用しました。
- 接続/試験位置検出スイッチの端子台および操作回路の端子台に対し、カバー付きを標準採用しました。
- 保護等級IP3Xに対応可能(オプション)となりました。(ブッシングタイプ引出形:F、D形のみ)
- 外部引出M5Aが対応可能となりました。(コンビネーションユニットブッシングタイプ引出形:M形のみ)
先進の技術が高信頼性を実現
- 過負荷耐量が増大(開閉容量AC3級→開閉容量AC4級)し、負荷の適用範囲が広がりました。
※電気的開閉耐久性はAC3級です。 - 真空バルブは、絶縁設計技術を駆使。最適構造の追求により、信頼性がアップしました。
- 耐トラッキング性能に優れたモールド材料を採用。耐環境性が優れています。
機種選定の簡素化
- 指定付属品であった動作回数計および電力ヒューズ溶断検出装置(コンビネーションユニットのみ)を標準付属品としました。
操作回路の電子制御化
- 操作電源のAC/DC共用化
操作電源のAC/DC共用化を図ったので、使いやすくなりました。操作電圧が同じ時、操作電源(AC、DC)に変更が生じても、そのまま使用できます。 - 「切」優先の安全操作回路
一度[切]信号が入ると、[切]信号を解消するまで[入]指令を与えても投入動作しません。また、投入過程で[切]指令が入ると、投入コイルの電流が自動的に遮断され、主回路はOFFとなります。
安全性の具現化
- 新モールド材料と最適形状による耐環境性の向上
材料メーカとの共同開発による、耐トラッキング性能の優れたモールド材料を採用しました。また、電界解析により、最適形状の設計がなされています。 - 保護カバーの標準付属化
ビス、電線の切り屑等の異物進入防止対策並びに、不用意に高圧充電部に触れないよう配慮されています。
更新ニーズへの対応拡大化
- 気中コンタクタ(AMC)を真空コンタクタ(VMC)に更新
小容量定格品のラインアップに伴い、既設AMCからVMCへの更新需要に対する定格領域が広がりました。