三菱電機FAについて教育支援への取り組み
世界各国で、
若手エンジニアの育成を支援しています。
MECAとは
MECAは、エンジニアを目指す学生の情熱を育み、優れた人材を育成することを目的に、三菱電機が提供するファクトリー・オートメーション（FA）の総合的な教育支援活動です。学生そして教育機関の情熱を支援したい、そんな私たちの思いを込めて、Misson・Experience・Communication・Achievementの頭文字を取りMECAと名付けました。
競技大会
FAシステム構築の技能やアイデアを競う競技大会を開催しています
中国の事例
中国では競技大会「三菱電機杯」を2007年から15回開催しており、参加学生の規模、作品の質と技能のレベルの高さで、いまでは決勝戦を開催する地方政府、メディア、エンジニアを求める企業からも注目を集めています。
三菱電機FA製品を用いて、サンプルと同じ精度で加工できる機械を時間内で組み上げる技術を競う、システムアプリケーション部門と、次代の製造業の進化につながるアイデアを競うクリエイティブデザイン部門の2つの部門があり、予選を勝ち抜いたチームが部門別に決勝戦で競い合い、優秀な作品・チームには賞が与えられます。
競技大会レポート
- 中国大会
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延べ800チームから選ばれた84のチームが一堂に会した、2023年の決勝戦の模様を、同じ大学で机を並べる二組の受賞チームのストーリーを中心に紹介しています。僅差で明暗が分かれた、クリエイティブデザイン部門・受賞作品の論文(PDF)が、日本語で読むことができます。
- ブラジル大会
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「革新的なソリューションを提案」という難題、また初開催にも関わらず、高レベルの提案があり、関係者を驚かせたブラジル大会。ここでは、2日間に渡る大会の模様と、大学と専門課程の各部門から選ばれた、興味深い４つのプロジェクトの概要を紹介しています。
教育プログラム
オンラインをベースに、教育機関と三菱電機とで開発したコラボレーションプログラムなど各種教育プログラム、ショールームのバーチャルツアー、ウェビナーの開催、FAソフトウェアの提供を実践しています。
加えて三菱電機は学生たちに実機に触れる機会を提供すること、現場を意識したオフラインでの研修を重視しています。学生や受講者へのトレーニングルームを、世界各国でサービス・サポートの拠点としているFAセンターに用意するほか、大学の中にも設置する支援活動を、計画的に行っています。
- ■ オンラインコース
- 現場で必要とされる基礎的な技能と知識を、リモートワークで習得できるよう支援するオンライン授業を行っています。学習の成果の応用として、実際のプロジェクトに取り組むワークショップも実施しています。
- ■ オフラインコース
- 講義デモキット用製品支援、地域のトレーニングセンターの設置支援を行いながら、全国規模で技術研修を実施しています。研修内容はPLC、インバータ、HMI、ロボット、サーボ・シンプルモーションなどの三菱電機FA製品を使いこなすトレーニングから、工場・ショールームの視察やシステムエンジニアの講義まで、プロとしての業務遂行能力を養成するプログラムです。
オンライン授業「MENTOR ME」e-Learning プログラム（イタリア）
卒業生のコメント
学生時代にMECAの教育プログラムや競技大会に参加し、現在は世界各国にある三菱電機の海外拠点で働く先輩から、後輩の皆さんへのメッセージです。
「三菱電機FA製品が私の大学に寄贈されたことが、私のエンジニアへの道の始まりでした。その製品を使用して、ラボでシステムを制作するプロジェクトを2名で引き受けることになり、そのとき、PLC とシンプルモーションシステムの研修に訪れた現FAセンターのマネージャーと出会いました。この出会いが、私の将来にとって大きな転機となりました。プロジェクトと研修で身につけた三菱電機FAの知識により、入社時から効率よく働くことができました。」
Alper Yavuz
Mitsubishi Electric Turkey A.Ş.
2018年教育プログラム受講者
Konya Technical University出身
「MECA競技大会へのチャレンジは、大学生活最高の決断でした。自主的に学習する力が向上し、チームメイトと固い友情を築くことができましたし、優秀な他大学の学生たちとの競技に勝利したことで、大きな達成感が得られました。」
秦凤超（Qin Feng Chao）
三菱電機自動化（中国）有限公司
競技大会参加者
天津大学仁愛学院出身
「MECAは、就職するうえで重要で有用なスキルを提供し、学校ではできない経験と知識を与えてくれます。MECAに参加したことで私は技術に対する自信を高め、能力を向上させることができました。私から学生の皆さんへアドバイスできることとしては、よく聞くこと、よく観察すること、よく交流すること、そして好奇心を持ってほしいということです。」
Niccolò Dimola
Mitsubishi Electric Europe B.V. Italian branch
2023年教育プログラム受講者
Università eCampus出身
「アカデミー教育プログラムは、学んだことを実践し、さらに多くのことを学ぶためのユニークな機会です。参加することで、私は知識を増やし、学びたいという意欲が高まりました。これを見ている学生の皆さんも、常に知識を求める意欲を持ち続け、質問し、間違え、そしてコンフォートゾーンから抜け出すことを恐れないでほしいです。これが成長の道です。好奇心、決意、情熱を持って取り組むことが大切で、今日の小さな努力が、未来への大きな一歩へと繋がります。」
Loris Casarini
Mitsubishi Electric Europe B.V. Italian branch
2022年教育プログラム受講者
Università eCampus出身
MECA 教育支援活動の歴史
| 2000年代 | 大学の研究室への機材支援など、産学連携活動が始まる |
|---|---|
| 2007年 | 第1回FA競技大会「三菱電機杯」開催（中国）以降、競技大会の開催地がインド、ベトナムなどアジア圏へ拡大 |
| 2014年 | 教育機関との共同による教育プログラム開始（イタリア） |
| 2016年 | オンライン授業、教育機材支援から競技大会まで、プログラムが発展（タイ） |
| 2017年 | 寄付活動開始（トルコ） |
| 2020年 | 教育プログラム修了者の資格認証制度への取組（韓国） |
| 2023年 | ブラジル・台湾で初めてのFA競技大会開催 |
- 2025年2月現在、日本ではMECA活動を行っておりません。
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- 学生向け教育支援活動 MECA
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今と、そして未来のFAシステムエンジニアを全力で支援しています