制振制御機能でロボットの残留振動を抑えて、タクトタイム短縮
2016年2月 掲載
セーラー万年筆のロボット機器事業部は、新たに開発した射出成形品の自動取出機に、三菱電機のサーボモータ「MELSERVO-J4」を採用した。タクトタイム改善に対する顧客の要望に応えるには、取り出し部の動作後の揺れをできるだけ抑える必要がある。さまざまな手法を試行錯誤した結果たどり着いたのが、制振制御のためにサーボのパラメータを自動チューニングする機能を備えたJ4を組み込むというソリューションだった。

事例のポイント
- 1. 制振制御機能でアームの動作後の揺れを抑え、タクトタイムを短縮
- 2. パラメータを自動調整することで、段取り替えの負担を削減
- 3. サーボは従来と同じ外形寸法を維持し、容易な移行を可能に