負荷開閉器・断路器 断路器
特長
小形、軽量で取扱いが容易
支持金具およびエポキシ碍子をV字形に配置し小形、軽量を図っています。
単極形は3.6 / 7.2kV~12kVまで同一ピッチで2本のボルトで取付けができ、24kVは100×100ピッチで4本のボルト取付となっています。
また三極形(3.6 / 7.2kV)の上部取付穴はダルマ穴を採用しており、取付け、取外し作業が容易にできます。
選びやすい機種系列
三極形(3.6 / 7.2kV)DV-3は、フック棒操作および遠方手動操作用の本体部を共通にし、本体と遠方手動操作器を接続することで、操作のバリエーションを拡大しました。
用途に合わせた操作方式
- フック棒操作式
- 遠方手動操作式
- 電動操作式
- 盤面操作式
接続部は他力接触形
接続部は圧縮バネによる他力接触形で線接触方式を採用しています。
また600~1200A器では、ブレード間に圧縮バネを配置した独自の構造で充電部の最大幅が小さく、接触が安定しています。
後取付可能な構造採用
三極形(3.6 / 7.2kV)DV-3は、断路器本体据付後でも絶縁バリヤおよび補助スイッチの後取付けが容易にできます。
急な仕様変更にも柔軟に対応できます。
フック棒操作式〈DV形、DV-1形、DV-3形、DV-H形〉
特長
- 1.自然開路しないように単極品にはラッチ(掛け金)を設けています。また三極品(DV-3)はバネの力で入状態を保持する構造となっています。このバネを利用することにより、開閉操作の補助的な役割をさせ、より安定した開閉も可能となりました。
- 2.DV-3は出荷時、右操作用となっていますが、ボルト1本の脱着で左操作用に変更できます。
- 3.三極品については、補助スイッチが断路器据付後でも容易に取付けできます。
- 4.三極品については、絶縁バリヤが断路器据付後でも容易に取付けできます。
DV-3では、本体に取付ボルトを仮締めし、バリヤを引っ掛け、締めつけることで作業を完了します。
遠方手動操作式〈DV-3形、DV-RA形〉
特長
- 1.断路器本体(DV-3)に遠方手動操作器を組合わせることで遠方手動操作式としてお使いいただけます。
- 2.本体(DV-3)の最終の入切動作をバネの力で補助させているため本体側のレバーが動作するよう手動操作器との簡単な調整でよく、最終の微調整時間を削減できます。
- 3.出荷時は、断路器本体、手動操作器共に右操作用に調整していますが、左操作用への調整変更が容易にできます。
遠方手動操作器
手動解除ピンの操作(インターロック電源のない場合)
- 1.インターロック回路
系統遮断器が開極時のみ、断路器の操作が可能となるよう、遮断器の補助接点(b接点)を電磁インターロックコイル⑥に接続してください。電磁インターロックコイル⑥はAC用、DC用、および電圧の区分を確認のうえご使用ください。
電磁インターロックコイル⑥は、鎖錠ピン①を抜くと連動スイッチ④が働き、電磁インターロックコイル⑥が励磁されて、インターロックピン⑨が動作しロックが解除され断路器の開閉操作が可能となります。 - 2.手動解除ピン(標準装備)
電磁インターロックコイル⑥は無励磁ロックです。インターロック電源を断路器二次側より取った場合、断路器開放時にはインターロック電源が無くなり電気的インターロック解除が出来ず手動による解除が必要となります。そのため手動解除ピンを標準装備しています。 - 3.クロスインターロック接点(オプション)
鎖錠ピン①の抜差しに連動させて動作するクロスインターロック接点(1C)を設けることもできます。
電動操作式〈DV-HM形〉
特長
電動機の回転をボールねじによって減速し、直接断路器の操作レバーを駆動する方式ですから据付時の調整が不要です。断路器は主軸に設けたばね操作機構により安定した開閉動作をします。
正逆転操作用の制御装置は別置きとなり、操作電圧AC100 / 110V用とDC100 / 110V用があります。
電源喪失時には操作用フック棒で手動開閉が可能です。断路器は操作回路のインターロック条件とは無関係に開閉操作ができます。