iQ Care MELFA Support モニタリングサービス
モニタリングサービスとは
日々のロボットの稼働情報を自動的に集計し、毎日の運転情報やロボット構成部品の状態をモニタリングします。また、万が一のトラブル発生時には、トラブル早期解決の支援も可能な、ソフトウェア機能です。
※iQ MELFA Supportのすべてのプランでご利用いただけます。
予知保全機能
ロボットの長時間稼働をサポート
◆こちらからiQ Care MELFA Supportのカタログをご覧いただけます。
予知保全機能(※1)をご使用いただけます。(※2)
部品の異常や劣化を早期にお知らせしてダウンタイムを削減し、各部品のメンテナンスや交換時期をお知らせして効率的なメンテナンスが可能になります。
※1:機能拡張オプション「MELFA Smart Plus」内の機能と同一です。詳細は機能拡張オプション「MELFA Smart Plus」のカタログを参照ください。
※2:サービス加入後1年間、または保証期間中のみ使用可能です。
異常検知機能 | ロボット構成部品の異常や劣化を早期に検知する機能です。ロボットの挙動に異常の兆候が表れる前に部品の異常を検出できるため、ダウンタイムの削減につながります。 |
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メンテナンスシミュレーション | 実機、またはRT ToolBox3上でのシミュレーションにて、事前作成したロボットプログラムの動作パターンを繰り返した場合の保守部品の交換時期やメンテナンス推奨時期を推定します。 ■出力データ グリースの補給時期/タイミングベルトの交換時期/オーバーホール部品のメンテナンス推奨時期 |
消耗度算出機能 | ロボットの動作や姿勢に応じた稼働状況から、ロボット構成部品の消耗度(※3)、保守点検・オーバーホールまでの期間を算出する機能です。 ■対象部品 保守部品(グリース、タイミングベルト)、オーバーホール部品(減速機、ベアリング、ボールネジ、ボールスプライン ※3:消耗度は保守点検計算をサポートする為の参考値です。寿命を保証するものではありません。 |
コンディション管理機能
ロボットの稼働情報を自動集計
- iQ Care MELFA Support の専用SDカード内にロボットの稼働とメンテナンスに関わるデータを毎日自動的に保存・集計し煩わしいデータ加工することなく稼働情報を参照(※4)できるようにする機能です。
※4:データ参照には、RT ToolBox3(弊社ロボットパソコンサポートソフトウェア)が必要です。
- 保存されたデータはcsv形式のテキストデータでファイル化されるため、お客様の用途に沿った二次加工にご使用いただくこともできます。
- 予知保全機能と連動することで、ロボットの保全監視も簡単に行えるようになります。
総合コンディション画面
現在ご加入いただいているサービスプランや点検サービスの実施日などの契約事項を確認できる他、予知保全機能による総合的なロボットコンディションを確認することができます。
コンディションログ画面
過去にさかのぼった時系列情報を使用して、ロボットの稼働情報やコントローラの制御情報などを累積グラフやチャートビューで確認することができます。表示期間やグラフ化するデータ範囲を簡単に調整でき、稼働状況解析やメンテナンス要否の確認を支援します。
iQ Care MELFA Support データコレクタ
機能概要 (※5)
iQ Care MELFA Supportデータコレクタは、産業用ロボット支援サービスiQ Care MELFA Support機能(※6)のデータを産業用PC等に自動で定期的に保存するソフトウェアです。
iQ Care MELFA SupportのSDカードに定期的にファイル保存されるロボットデータをiQ Care MELFA Supportデータコレクタにて設定した時刻で、SDカード内のロボットデータファイルをPCに自動保存します。(※7)
※5:機能の詳細については、取扱説明書をご確認ください。
※6:MELFA Smart Plusカード(予防保全機能/予知保全機能)をご使用のお客様でも一部のファイルのみは収集可能です。
※7:本ソフトウェア単独で起動するため、弊社パソコンサポートソフトウェア(RT ToolBox3)のインストールは不要です。
iQ Care MELFA Support データコレクタのダウンロードはこちら
ソフトウェア仕様
項目 | 仕様 | (A) iQ Care MELFA Support |
(B) MELFA Smart Plus |
(A),(B) 未使用 (注1) |
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接続ロボット台数 | 最大256台 | 〇 | 〇 | 〇 | |
データ取得タイミング | 自動:1回/日(お客様設定時刻) | 〇 | 〇 | ー | |
手動( [手動で取得] ボタン押下時 | 〇 | 〇 | ー | ||
データ出力 | ファイル (注2) |
オシログラフデータ (CSV) | 〇 | ー | ー |
メンテナンスデータ (CSV) | 〇 | ー | ー | ||
予知保全データ (CSV) | 〇 | - | ー | ||
ロボット情報ファイル (CSV) | 〇 | 〇 | ー | ||
動作環境 | 対応OS | Windows 10/11 | |||
通信方法 | Ethernet(TCP/IP) |
注1:接続は可能ですが、データ取得は非対応です。
注2:各ファイルの概要
- オシログラフデータ:
ロボットの電流値や速度データを高周期で取得し定期保存します。(1日に1回、最大30秒間のデータを保存) - メンテナンスデータ:
ロボットの稼働情報(電源オン時間等)や1日の電流値の最大値等のデータを時系列データとして保存します。 - 予知保全データ:
予知保全/予防保全機能で取得するデータ(消耗度/異常度等)を時系列データとして保存します。 - ロボット情報ファイル:
予知保全/予防保全機能で取得するデータ(消耗度/異常度等)を取得タイミング時の値でファイル保存します。
リカバリ機能
データトラブル復旧支援
ロボットを安定してご使用いただくための点検作業サービスです。
軽点検と精密点検の2つのプランをご用意しています。
バックアップデータが保存されている日付は、カレンダービューから簡単に検索し、指定日の状態にロボットの設定を復元(リカバリ)することができます。
自動的にバックアップデータが保存されていくので、煩わしい保存操作を行うことなく、安心してロボットを運転いただけます。
トラブルサポート機能
トラブル発生原因の早期解決
ドライブレコーダ機能
登録したエラー発生時の前3秒/後1秒のロボットデータ(位置・速度など)が確認可能です。トラブル発生原因の早期解決が可能となります。
オシログラフ機能
毎日決められた時間にロボットの各種データ(各軸モータ電流値、モータ回転速度等)を自動的に保存し、後から参照(※8)できるようにする機能です。
保存されたデータは点検サービス時等で経年劣化状態の確認や不調部位の特定などに使用されます。 ※8:データ復元にはRT ToolBox3が必要です。
メンテナンス履歴機能
実施した修理や点検履歴の確認が可能です。
また修理や点検履歴毎にレポートの表示も可能です。
iQ Care MELFA Support用サンプルライブラリ
GOTからiQ Care MELFA Supportのモニタリングサービスをご利用いただけます。
現場のGOTでロボットのメンテナンス操作や状態確認が可能です。
自動バックアップデータのリストア
リカバリ機能で自動的に保存されたバックアップデータをGOTからロボットにリストアいただけます。
現在のコンディション情報の確認
現在の保守部品やオーバーホール部品の消耗度や異常検知状態を確認いただけます。
コンディションログの確認
日々のロボットコンディション情報(稼動情報、ロボット情報、コントローラ情報、異常検知情報)をグラフ確認いただけます。GOTから稼動状況解析やメンテナンス要否の確認が可能です。
iQ Care MELFA Support情報の確認
導入中プランや現在の保証状態・保証期限などを確認いただけます。
サンプルライブラリはFAサイト上で無償公開をしております。
MELFA FRシリーズ iQ Care MELFA Support用 サンプルライブラリ(FBライブラリ)ダウンロードページへ
注1:対象のロボットコントローラはRタイプのみとなります。
注2:GOT(GT25またはGT27シリーズ)と、MELSEC iQ-Rシリーズシーケンサ(R04CPU以上)が必要です。
※利用条件についての詳細はサンプルライブラリのマニュアルをご確認ください。