IU Linksは、データ収集アナライザMELQIC IU1/IU2シリーズ用の通信ミドルウェアです。
MELQICをネットワーク接続することで測定データの収集などが行えますが、そのネットワーク上でのデータ通信はIU Linksによって実現されます。
工程能力の自動判定や不良率の算出など各用途に応じた幅広いアプリケーション開発を可能にします。
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多様な開発言語をサポート
IU LinksはVisual C++®、Visual Basic®などの多様な開発言語をサポートしており、また、ファイル送受信やデバイス値読み書きなどの各機能はCOM(Component Object Model)コンポーネントとして実装されているため、これらの開発言語に依存することなく幅広いアプリケーション開発を可能にします。
言語 | 開発ツール | 接続対応本体 |
---|---|---|
Visual C++® | Microsoft® Visual C++® 6.0 | IU2 |
Visual C++® .NET | Microsoft® Visual C++®.NET | IU2 |
Visual Basic® | Microsoft® Visual Basic® 6.0 | IU2 |
Visual Basic® .NET | Microsoft® Visual Basic®.NET | IU2 |
Visual Basic® for Application | Microsoft® Excel 2000,2002,2003 | IU2 |
Visual Basic® Script | テキストエディタ | IU2 |
Visual C++® | Microsoft® Visual C++® 2010,2013 | IU1/IU2 |
Visual Basic® | Microsoft® Visual Basic® 2010,2013 | IU1/IU2 |
Visual Basic® for Application | Microsoft® Excel 2010,2013 | IU1/IU2 |
※32bit版にのみ対応しています。
IU Linksの対応機能
機能 | 内容 | 接続対応本体 |
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ファイル送信 | IU1/IU2に挿入されたSDカード/コンパクトフラッシュカード、またはIU1/IU2に接続されたUSBHDDの指定ディレクトリ内に、PC上の指定ファイルを1つ送信します。 | IU1/IU2 |
複数ファイル送信 | IU1/IU2に挿入されたSDカード/コンパクトフラッシュカード、またはIU1/IU2に接続されたUSBHDDの指定ディレクトリ内に、PC上の指定フォルダ内に存在する全てのファイルを一括送信します。 | IU1/IU2 |
ファイル受信 | IU1/IU2に挿入されたSDカード/コンパクトフラッシュカード、またはIU1/IU2に接続されたUSBHDDの任意のディレクトリ内に存在する指定ファイル1つを読み出し、それをPC上の指定フォルダ内に保存します。 | IU1/IU2 |
複数ファイル受信 | IU1/IU2に挿入されたSDカード/コンパクトフラッシュカード、またはIU1/IU2に接続されたUSBHDDの指定ディレクトリ内に存在する全てのファイルを一括で読み出し、それらをPC上の指定フォルダ内に保存します。 | IU1/IU2 |
ファイル削除 | IU1/IU2に挿入されたSDカード/コンパクトフラッシュカード、またはIU1/IU2に接続されたUSBHDDの任意のディレクトリ内に存在する指定ファイル1つを削除します。 | IU1/IU2 |
複数ファイル削除 | IU1/IU2に挿入されたSDカード/コンパクトフラッシュカード、またはIU1/IU2に接続されたUSBHDDの指定ディレクトリ内に存在する全てのファイルを削除します。 | IU1/IU2 |
指定ディレクトリ削除 | IU1に挿入されたSDカード、またはIU1に接続されたUSBHDDの指定ディレクトリを削除します。 指定されたディレクトリ内のファイル、フォルダも全て削除されます。 |
IU1 |
指定ディレクトリ作成 | IU1に挿入されたSDカード、またはIU1に接続されたUSBHDDに指定ディレクトリを作成します。 指定されたディレクトリが多階層に渡るばあいには、階層全てのディレクトリを作成します。 |
IU1 |
ファイル一覧取得 | IU1/IU2に挿入されたSDカード/コンパクトフラッシュカード、またはIU1/IU2に接続されたUSBHDDの指定ディレクトリ内に存在するファイル名の一覧を取得します。 | IU1/IU2 |
ディレクトリ一覧取得 | IU1/IU2に挿入されたSDカード/コンパクトフラッシュカード、またはIU1/IU2に接続されたUSBHDDの指定ディレクトリ内に存在するサブディレクトリ名の一覧を取得します。 | IU1/IU2 |
デバイス値読出し | IU1/IU2のデバイス値を取得します。 | IU1/IU2 |
デバイス値書込み | IU1/IU2の指定デバイスに値を設定します。 | IU1/IU2 |
リモートRUN/STOP設定 | IU1/IU2の各メインフローRUN/STOPを設定します。 | IU1/IU2 |
リモートRUN/STOP取得 | IU1/IU2の各メインフローRUN/STOP状態を取得します。 | IU1/IU2 |
時刻設定 | IU1/IU2に現在時刻を設定します。 | IU1/IU2 |
ユーザプログラム書込み | IU Developerで作成されたユーザプログラムをIU2本体へ送信します。 | IU2 |
複数のアプリケーションからの同時通信に対応
各言語で開発された複数のアプリケーションからの同時通信に対応しているため、運用業務の加速化を推進します。
形態 | 説明 | |
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1:1通信 | シリアル/USB通信時(シリアル通信はIU2のみ) |
シリアル/USBを用いた通信は、1台のPCと1台のIU1/IU2による1:1通信を行ないます。(シリアル通信はIU2のみ) メンテナンス時などシリアルポートやUSBポートを使用し、簡易なテストや動作確認が実施できます。 【接続最大数】 1台のPCにつき、1個まで接続(オープン)可能です。 |
1:N通信 | Ethernet(TCP/IP) |
TCP/IPプロトコル使用による1台のPCと、N台のIU1/IU2による通信を行ないます。 1台のPCによる集中管理・運用が可能です。 【接続最大数】 1台のPCにつき、最大16個までの同時接続(オープン)が可能です。 1台のIU1・IU2につき、最大8個までの同時接続(オープン)が可能です。 |
N:1通信 | Ethernet(TCP/IP) |
TCP/IPプロトコル使用によるN台のPCと、1台のIU1/IU2による通信を行ないます。 複数台のPCによる分散開発が可能です。 【接続最大数】 1台のPCにつき、最大16個までの同時接続(オープン)が可能です。 1台のIU1・IU2につき、最大8個までの同時接続(オープン)が可能です。 |
N:N通信 | Ethernet(TCP/IP) |
TCP/IPプロトコル使用によるN台のPCと,N台のIU1/IU2による通信を行ないます。 工場内のネットワークを利用し,遠隔からのメンテナンスが可能です。 【接続最大数】 1台のPCにつき、最大16個までの同時接続(オープン)が可能です。 1台のIU1・IU2につき、最大8個までの同時接続(オープン)が可能です。 |
※IU Linksを組み込んだアプリケーションを搭載したPC
IU1-1M20-D対応:Ver.1.10以降
IU2-3M10/IU2-3M10L対応:Ver.1.03以降
PC側がクライアント、IU1/IU2側がサーバとして機能します。