目的別ソリューション 組込みシステム 適用例

ベアリング劣化診断

- 劣化状態の定量的診断が可能
- FFT*1演算などのデータ解析処理を
手軽に実現
事例概要
ベアリングの損傷などにより、ボール(転動体)が内輪や外輪に接触した時に異常な振動データが検出されます。このデータを振動センサ(加速度ピックアップセンサ)からMELSEC iQ-Rシリーズの高速アナログ-デジタル変換ユニットで高速サンプリングし(最速5μs周期)、収集した振動データをC言語インテリジェント機能ユニットで周波数解析(FFT解析)します。装置の劣化状態を定量的に把握・予知して、装置が止まってしまう前に部品交換、修理、更新を行う状態基準保全が可能です。故障率の低下や装置信頼性の向上、メンテナンスコストの削減を実現します。
*1.Fast Fourier Transform(高速フーリエ変換):収集データの中にどの周波数成分がどれだけ含まれているかを算出するために、時間軸のデータを周波数軸のデータに高速変換する処理のこと。
システム構成
