社会インフラエリア
止めてはいけない焼却炉を常に安全・安心に稼働させる
ごみ焼却の作業は、実は扱いがナイーブ
毎日様々な場所から大量に排出される「ごみ」。私たちが家庭で処理する際には、燃えるごみ、燃えないごみを分別して、収集日に合わせて集積場に置くだけで済みますが、これらの最終的な処理を行うごみ処理・産業廃棄物プラントの作業となると実は非常にナイーブ。例えば、焼却の際にごみが不完全燃焼の状態になるとダイオキシンなどの有害物質が発生する場合があるので、常に焼却炉を稼働させて高温に維持しなければいけないのです。その一方で、耐久性の問題などから、焼却炉で万が一のトラブルが発生することも。このような状況を防ぐためにも、プラントには常に安心して焼却炉を稼働させることができるシステムが必要なのです。
自動化&二重化で、確実にシステムを操作
焼却炉は常に高温ということもあり、直接人の手で設備を動かすことはできません。そのため、このソリューションでは、人が立ち入ることができない炉内の圧力制御や空気量制御、空気温度制御などのシステムをすべて自動化。さらに、これらのシステムを二重化にすることで、たとえ万が一のトラブルの際にひとつが停止しても、もうひとつが作業をフォローできるように自動コントロールすることができます。このような従来のプラントにはなかったシステムは、毎日の安全・安心をさらに高めることを可能にするでしょう。
プラントに合わせて、柔軟にシステムも変更可能
また、ごみ処理・廃棄物処理プラントなどの規模に応じて、システムの内容をフレキシブルに組み替えることも可能。また、外部との通信やシステムのシームレス化にも対応できるなど、総合的にシステムの最適化を実現することができます。このような多彩なニーズに応えるソリューションこそが、未来のごみ処理のあり方を変えていくのです。