シーケンサ MELSEC-Lシリーズ 特長 CPU
CPU内蔵機能はプログラミングツールで簡単設定
各内蔵I/O機能の設定は、プログラミングツールのパラメータ設定で簡単に行えます。
[ CPU内蔵I/O機能 パラメータ設定例 ]
パルスキャッチ:0.01ms(入力応答時間)
割込み入力:1ms(入力応答時間)
[ 位置決め機能 パラメータ設定例 ]
パルス出力モード:CW/CCWモード
回転方向設定:正転パルス出力で現在値増加
[ 高速カウンタ機能 パラメータ設定例 ]
パルス入力モード:1相1逓倍
計数速度設定:100kpps
CPU内蔵機能で手軽に位置決め制御<sup>位置決め機能</sup>
<sup>高速カウンタ機能</sup>
[ 位置決め機能 ]
始動時間最短30µsで始動し、最大200kpulse/sの高速出力が可能な位置決め機能を搭載しました。
さらに、S字加減速にも対応していますので、機械振動の低減が必要な用途にも対応できます。
FAグッズ 位置決め信号変換ユニットFA-PT1LBD(三菱電機エンジニアリングパートナー製品)を接続することにより、パルス出力を差動ドライバ出力に変換できます。
[ 高速カウンタ機能 ]
最大200kpulse/sの計数速度で、差動ラインドライバ入力が可能な高速カウンタ機能を2ch搭載しています。
5µs単位でできる高精度なワーク測定<sup>高速カウンタ機能</sup>
パルス測定モードでは、入力信号のON/OFF時間(最小200µs)を最小5µs単位で高精度に測定できます。
例えば、センサ入力のON時間を計測することにより、センサを通過するワークの「移動速度」や「長さ」を正確に算出できます。
最高200kHzの高精度PWM制御<sup>高速カウンタ機能</sup>
PWM出力モードでは、ON時間と周期時間の設定により、デューティ比の変更も可能な、最小5µs周期の高速パルスを出力できます。
照明の調光制御、簡易的なモータ制御・ヒータ制御から、高い分解能が求められる検査装置の発振器用途まで、幅広い分野に活用できます。
- *1.シリアルNo.の上6桁が“120722”以降のCPUユニットが対象です。
上記シリアルNo.より前の、CPUユニットの仕様は100mAです。
設定項目 | 設定範囲 | 内 容 |
---|---|---|
PWM出力ON時間設定値*2 | 0 または 10 ~ 10000000*2(0.1µs) | 出力パルスのON時間を設定します。 |
PWM出力周期時間設定値*2 | 50 ~ 10000000*2(0.1µs) | 出力パルスの1周期の時間を設定します。 |
- *2.PWM出力ON時間設定値 ≦ PWM出力周期時間設定値
パルス信号を確実に取込み<sup>パルスキャッチ機能</sup>
スキャンタイムよりもON時間が短く、汎用入力では取りこぼしてしまうようなパルス信号も、次のスキャンで確実にシーケンスプログラムに取込めます。
割込み入力とは異なり、特別なプログラムは不要で、スキャン実行プログラム中に通常の入力信号(X信号)と同様に扱えます。
CPU本体にCC-Link機能を内蔵<sup>L26CPU-(P)BT</sup>
CC-Link Ver.2.0に対応したマスタ/ローカル局機能を内蔵しました。
新たにユニットを追加することなく、シーケンサ間で最大128ワード*3の高速通信が行えます。
また、豊富なCC-Link対応機器を活用することで、様々なシステムに対応できます。
- *3.リモートネットVer.2モードで、占有点数:4局、拡張サイクリック設定:8倍の場合