Factory Automation

インバータ FREQROL-A800 Plusシリーズ FREQROL-A800 Plus for CRANES

タクトタイム向上

制振制御

三菱電機独自の制振制御により、オペレータが加減速しなくてもクレーン停止時における搬送物の揺れを抑制できます。
タクトタイムの削減による効率的な作業が可能です。

負荷トルク高速周波数制御(モード2)

軽い荷物を昇降するときなど、軽負荷時には自動的に速度を上昇させ、タクトタイムの削減による効率的な作業が可能です。
負荷に応じて運転可能な速度を自動設定します。始動後、軽負荷のときは高い速度で運転します。

ブレーキトランジスタ内蔵

200Vクラス22K以下、400Vクラス55K以下にブレーキトランジスタを内蔵しています。ブレーキユニットや回生コンバータを使用しなくてもブレーキ抵抗器*1のみ接続することで減速時間を短くすることができます。

*1回生されるエネルギーを十分消費できる容量を持つ抵抗器を使用してください。

最短トルク立ち上げ機能

    始動指令からブレーキ解放までの時間を短縮することでタクトタイムの削減につながります。

  • 最短トルク立ち上げ機能
    励磁電流とトルク電流を最適配分することで、トルクを素早く立ち上げます。
  • 予備励磁中磁束指令
    停止中の予備励磁電流を下げることで、待機時の消費電力を抑えつつトルクを素早く立ち上げます。

ずり下がり対策

ブレーキシーケンス機能

拡張性の高いブレーキシーケンス機能により、負荷トルクや速度をもとに、最適なブレーキ動作を実現するブレーキ解放信号を出力できます。
ブレーキ解放レベルを正転と逆転で個別に設定できます。

低速域速度制御Pゲイン

インバータを昇降機で用いる場合、ブレーキ解放直後から負荷が発生します。低速域の速度制御Pゲインを調整することで、低速の応答性を上げ、始動からブレーキ解放までの時間を短縮できます。

落下検出

昇降機で始動時のずり下がりを確認できます。
速度の指令方向と実回転方向が異なる場合に落下検出信号を出力します。

専用モニタによる監視

過荷重検出機能

クレーン装置において荷重が大きすぎる(過荷重)場合、過荷重検出信号を出力することで、上位のコントローラに情報を伝えることができます。
一定速運転中に設定トルク以上となる時間が、設定時間以上経過すると、過荷重検出信号を出力します。

始動回数モニタ

始動回数をカウントできます。
始動回数を確認することで、システムの点検や部品交換の目安にするなど、メンテナンスに活用できます。

インバータによる設備保全のご紹介

始動回数モニタ

幅広い業種に対応

船級規格対応

推奨ノイズフィルタとの組合せにより、NK、LR、DNV、ABS、BV、CCS、KRなど各国の船級に適合できます。
船舶の電動デッキクレーンなどでの使用も可能です。