Factory Automation

無停電電源装置(5kVA以下)製品特長

製品特長

用途別ラインアップ

シリーズ名 入力電圧範囲 出力電圧 出力容量(kVA)
FW-Sシリーズ AC85V~144V 100V~120V ±2% ※1 0.7, 1.0, 1.5, 2.0, 3.0, 5.0
FW-Sシリーズ
トランスユニット(200Vタイプ) ※2
AC185V~260V 100V~120V ±2%(UPS本体) 0.7, 1.0
100V~240V ±5%(トランスユニット)
FW-Aシリーズ AC81V~124V ±3V 100V ±5% ※3 0.7, 1.0, 1.4
FW-Jシリーズ AC100V ±10% 100V ±6% ※3 0.5
FW-Fシリーズ AC100V ±10% 100V ±10% ※3 0.35, 0.5

1:管理ソフトウェア「FREQSHIP」、UPS設定ソフトウェア「UPSSET」により1V単位(200Vタイプは2V単位)で任意に設定可能です。

2:トランスユニットは必ず指定のUPS本体と接続してご使用ください。

3:バックアップ運転時。

接続機器・電源環境を確認し、最適な給電方式を選定します

電源障害と給電方式の保護範囲

電源障害の種類によって対応できる給電方式が異なります。各種電源障害に対応可能な給電方式を選択してください。

■電源障害と給電方式の保護範囲

種類 波形例 内容 保護範囲の目安
停電・瞬停
落雷・風雨・氷雪の影響の他、ブレーカ開放・切換などの際に商用電源が停止する障害です。 常時インバータ給電方式 ラインインタラクティブ方式 常時商用給電方式
瞬時電圧低下
(瞬低)
落雷・風雨・氷雪の影響で瞬間的に商用電源の電圧が低下する障害です。
電圧変動
大容量負荷の始動時や重負荷時などに電圧が低下したり、工場の休日は軽負荷により電圧が上昇したりする障害です。  
高調波
電圧波形歪
整流器(可変速モータ・スイッチング電源等)から流出する高調波が電源電圧波形を歪ませ、力率が悪化する障害です。  
周波数変動
発電機系電源の場合、発電装置が不安定な時に発生することがあります。

給電方式

常時インバータ給電方式

高調波等の歪電圧波形をクリーンな正弦波にし、無瞬断でバックアップ運転に移行します。
FA機器(シーケンサ、パソコン、制御機器)といった高い安定性が求められる環境に最適です。

通常運転時

入力電源を、充電回路経由でバッテリを充電すると共に、コンバータ・インバータ回路を経由させることで入力電源の高調波、サージ・ノイズをカットし出力に安定した電源を供給します。

バックアップ運転時

常時、インバータ回路が動作しているため、停電などの電源障害時でも無瞬断でバッテリからインバータ回路を通じて出力に電力を供給します。

バイパス運転時

UPS運転中に過負荷状態になった場合やバッテリの保守交換を実施する場合、電圧波形を同期させリレーを無瞬断でバイパス回路に移行し、入力電源をそのまま出力します。

ラインインタラクティブ方式

AVR(電圧調整)機能により、入力電圧の上昇・低下に併せ出力電圧を昇降させ、安定した電圧供給を行います。
バックアップ運転への切替も4ms以内であり、高性能サーバから通常のOA、FA機器に幅広く対応できます。

AVR機能が連続動作する電源環境には、常時インバータ給電方式をご採用ください。

通常運転時

入力電源を、双方向インバータ回路経由でバッテリを充電すると共に、そのまま出力します。また、入力電圧の変動に対してはAVRが動作し出力を100V±10%以内に安定化させます。

AVR(Automatic Voltage Regulator:電圧調整)

バックアップ運転時

停電などの電源障害時、リレーを開き入力を遮断する(標準感度:4ms以内)と共に、バッテリから双方向インバータ回路を通じて出力に電力を供給します。

常時商用給電方式

通常時は、入力電源をそのまま外部出力し、停電などのトラブル時にはバッテリからの出力に切り換えて電力を供給する方式です。
バックアップ運転への切替も10ms以内です。

通常運転時

入力電源を、充電回路経由でバッテリを充電すると共に、そのまま出力します。

バックアップ運転時

停電などの電源障害時、リレーをインバータ回路に切り替え(切替時間:10ms以下)、バッテリからインバータ回路を通じて出力に電力を供給します。

バックアップ運転時の出力波形は正弦波出力タイプのFW-Jシリーズと矩形波出力タイプのFW-Fシリーズがあります。

関連リンク