FAアプリケーションパッケージ 工作機械工具摩耗診断
- 対象装置に合わせた接続・収集パラメータを設定し、データ収集します。
- 収集データから設定閾値を自動算出し、最適化した診断閾値をシステムに設定します。
- 検査データと加工データの機械学習により、加工の出来栄え予測を実現。
- 寿命まで使い切る工具交換運用を支援
- 加工条件最適化による工具トラブル削減や生産タクト改善
DXを実現する様々な支援機能を用意。
対象装置に合わせた接続・収集パラメータを設定し、データ収集します。
設置時の設定
システム設定
診断システム共通の設定(診断システムID、パスワード設定)を行います。
共通設定画面
装置設定
装置ごとに、工作機械との交信手段、データクレンジング条件を設定でき、加工状態のデータ収集を可能とします。
装置設定画面
モデル設定
加工条件毎の診断モデル登録を行います。
モデル自動登録機能により、受信した加工条件からモデルを自動登録できます。
モデル設定画面
加工データ収集
各装置の加工データをリアルタイムで収集し、保存・比較することができます。(劣化工具と新品工具の違いを比較可能)
加工データ収集画面
装置状態監視
装置状態詳細表示画面でCNCからの受信データおよび収集データがリアルタイム表示されます。
装置状態詳細画面
波形表示・トレンド表示機能
アドバンストデータサイエンスツールに、蓄積された波形データとトレンドデータを設定した区間で表示し、工具の摩耗状態を確認することができます。
加工データ収集画面
データ転送
アドバンストデータサイエンスツール
収集データから設定閾値を自動算出し、最適化した診断閾値をシステムに設定します。
診断閾値設定
アドバンストデータサイエンスツール
区間抽出設定
蓄積した波形データから、切削トルクの波形を見ながら区間抽出条件の設定ができます。
診断閾値設定
特徴量のトレンドから、統計分析により推奨閾値を自動算出します。
モデル詳細設定
診断ニーズに応じて、モデルのデータクレンジング条件、データ処理条件、診断特徴量を設定できます。
モデル詳細設定画面
診断閾値設定
アドバンストデータサイエンスツールにて算出した値、またはユーザが任意に検討した値を設定できます。
診断閾値設定画面
工具摩耗診断
各種特徴量のトレンドデータを観える化
各種特徴量を自動算出しトレンドデータとして表示します。さらに算出結果から閾値逸脱の判定を実施します。
各種特徴量のトレンドデータを観える化
工具摩耗診断
摩耗状態から工具寿命を予測し、工具が使用できる「予測残回数」を知らせます。
工具摩耗の観える化
加工異常診断
工具異常または加工異常を閾値逸脱判定し、アラート出力します。
工具異常の観える化
検査データと加工データの機械学習により、加工の出来栄え予測を実現。
機内測定値送信画面
データ転送
アドバンストデータサイエンスツール
検査データと加工データの関連性分析
アドバンストデータサイエンスツール内にて、製造シリアル情報により加工データと測定データ(加工出来栄え)を結びつけます。
モデル作成・評価
加工出来栄えと収集した加工データの相関分析結果から、最適学習対象の特徴量を自動選択し、機械学習により予測モデルを自動作成します。
予測モデル設定、診断閾値設定
アドバンストデータサイエンスツールにより、算出した予測モデルや特徴量トレンドから算出した診断閾値を設定します。
アドバンストデータサイエンスツール
予測モデル
摩耗診断モデル設定画面
測定値予測
加工直後に、予測モデルから測定値(出来栄え)を予測算出し、閾値逸脱や予測残回数を算出します。
測定値予測画面
寿命まで使い切る工具交換運用を支援
工具交換情報
工具使用状況を一覧表示可能です。(工具交換運用を支援するため、工具交換タイミングをアラームでお知らせ可能です)
工具交換情報画面
アラーム履歴
工具異常発生時や工具交換アラームのメッセージを表示します。
アラーム履歴画面
加工条件最適化による工具トラブル削減や生産タクト改善
最大平均負荷比較、最大積分値比較
同一工具の加工プログラム間で加工負荷などを比較することで、切削速度、送り量、切込み量などの加工条件を最適化しタクト改善を支援します。
最大平均負荷比較画面
最大積分値比較画面
波形比較
工具にかかる負荷の時間変化を比較することで、最適な加工条件が確認できます。
波形比較画面