Factory Automation

シミュレーションソフトウェア MELSOFT Gemini

3Dシミュレータは、こんなお悩みを持つ方に最適です。

導入事例01

ラインシミュレーション編

増産体制を構築し、さらにサイクルタイムを 128分/台 92分/台(実運用)へ削減!

約30%
削減

コンベア、ロボット、AGV、人など、約3,000種類の豊富なライブラリから3Dモデルを配置しラインを構築し、実際のライン構築前、改造前に、最適なレイアウト検証を実施することが可能です。
また、工程や設備単位での稼働率などをグラフで可視化することもできるため、ライン改造時の改善点抽出や、改善手段ごとの効果比較を簡単に行うことができます。

ラインシミュレーション機能を活用し、事前検証を簡単に実現

計画立案

設備や人の動きなどの改善計画を立案

事前準備

ライン/作業仕様に基づく現状ラインを再現

検証

再現した改善案の効果を検証

運用

実際の工場ラインへ適用して運用

課題

需要増に伴い現状のラインでは生産が追い付かないため、生産能力の増強が急務に。
そこで人作業ステーション増設を検討することになったが、事前にライン変更の検証を行い、手戻りなく増産体制を構築したい。

三菱電機名古屋製作所
【例】三菱電機名古屋製作所組み立てライン
■作業ステーション/5ヵ所(作業者5名) ■天井クレーン/3台 ■溶接ロボット/2台
現状 生産台数69台/月 サイクルタイム128分/台
目標 生産台数80台/月 サイクルタイム103分/台
活用フロー
計画立案

現在5ヵ所の作業ステーションを1ヵ所増設し、サイクルタイム103分/台を目指したいが、従来のようなExcel®上の計算では細かいロス分析を含めた事前検証は困難だった。

製造ライン
事前準備

ライン仕様(ステーション配置、各作業時間等)から現状ラインを「MELSOFT Gemini」で再現。eカタログにセットアップ済みの3Dモデルが豊富に用意されているため、現状のモデル構築が約2日で完了。

モデル構築 約2日で完了
検証

作業ステーション1ヵ所・作業者1人追加でサイクルタイムが99分/台に減少。グラフ機能により従来では気付くことのできないアイドリングロスを発見し、中間仕掛台の設置でロスを解消。実運用ではサイクルタイムが92分/台となり、生産能力を増強。

サイクルタイム92分/台に削減
運用

「MELSOFT Gemini」のシミュレーション結果に基づき、目標生産台数の80台/月を達成。また、中間仕掛台の設置でアイドリングロスを解消し、 約60万円/年のコスト増を抑制。事前検証の精度が高かったため、再設計や追加工事による手戻り工数削減を実現。

目標生産台数80台/月を達成
導入効果
複数パターンでの改善検証が可能

シミュレーションの変更が容易に行えるため、複数パターンでの改善検証が迅速に可能。

改善策の見える化でレビューが容易

3Dでの工程のムダの観察、シミュレーション時の画面録画、稼働率などのグラフを活用。

手戻り発生による時間のロスを防止

Excel®をもとに実際の製造ラインを改造した場合、改善策の再検討が発生する可能性も。

  • icon生産性向上
  • iconコスト削減
  • icon作業時間短縮

組み立てライン内の作業員の動線やラインレイアウトを、事前検証。その結果、

手戻りなく増産体制の構築を実現!

導入事例02

装置シミュレーション編

デジタル空間でフロントローディングを実現、 全体工期を40週間 34週間に短縮!

6週間
削減

シーケンサやロボットなどのエンジニアリングツールや三菱電機FA機器と接続することで、制御ロジックを3Dの動作で確認可能。事前に制御実行時のメカ干渉やロボット動作などの問題箇所を特定することで、現地でのエンジニアリング工数を大幅に削減します。

FA機器や各種ツールとダイレクトに接続して、スムーズに連携

検証項目

制御プログラムの
デバッグ

検証項目

ティーチング作業
+
干渉チェック

検証項目

タクトタイム短縮のためのプログラム検証

課題

上流の機械設計の遅延により全体工程のスケジュールが圧迫し、下流の制御設計の実機を使ったデバッグ時間が十分に確保できなかったため、現地で多くの調整時間を要していた。
事前に装置シミュレーションを行い、フロントローディングを実現したい!

機械
活用フロー
制御プログラムのデバッグ

制御プログラムの動作を3Dモデルで視覚的に確認でき、プログラム上だけでは気づきにくかった不具合を発見。実機レスで制御プログラムデバッグが可能に。

実機レスでデバッグ可能
ティーチング作業 + 干渉チェック

「MELSOFT Gemini」でティーチング作業して、経路・可動範囲など実際のロボットの動きを忠実にシミュレーション。実機レスで事前にティーチング・干渉チェックを実現。

実機レスでティーチング可能
タクトタイム短縮のためのプログラム検証

ロボット動作と並行してキャリア搬送することで、動作ロスを防止。設計段階で動作のムダを見つけて改善できたため、サイクルタイムを1分20秒 →50秒と、30秒も短縮。

サイクルタイム92分/台に削減
導入効果
現地エンジニアリング工数を削減

3Dモデルで確認できるため、デバッグ時間が短縮し、現地エンジニアリング工数を削減。

正確・迅速な干渉チェックが可能

RT ToolBox3との連携で干渉による装置の破損を防ぎ、現地調整・立上げ時間を短縮。

現地に行く前にタクトタイムを短縮

設計段階で動作のムダを見つけて改善することで、現地に行く前にタクトタイムを短縮。

■費用対効果(例)

  • 導入コスト

    MELSOFT Gemini

    • 本体費用
    • トレーニング費用
    • 活用時の開発人工
  • 構築期間

    約6週間 短縮
    ※1日のSI費が8万円なら、6週間×5日稼働の場合は240万円の費用削減

  • 導入効果

    立上期間の短縮による
    6週間分の生産利益
    ※1日の生産利益が160万円なら、6週間×5日稼働で4,800万円の増益

  • 回収期間

    約5日
    ※導入コストが1,000万円、構築期間の短縮による費用削減が240万円、導入効果が1日あたり160万円だと仮定した場合

デジタル空間上で装置動作を検証し、現地調整前に制御の完成度を向上

開発フロントローディングによる工期短縮を実現!