:R12CCPU-V
:RD55UP06-V、RD55UP12-V
専用関数を使用することで、C言語コントローラ、I/Oユニット、インテリジェント機能ユニット、ネットワークユニット、シーケンサCPUやモーションCPUへのアクセスなど、シーケンサ機器を扱うアプリケーションを作成できます。関数は「CCPU/CITL関数」、「MD/MDR関数」の2種類があります。
→専用ライブラリ関数
ラダープログラムでは実現が難しいデータ処理、数値解析処理などを、C言語インテリジェント機能ユニットで実現できます。例えばシーケンサCPUではユニットの制御、C言語インテリジェント機能ユニットでは高度な演算処理と、分散して処理を行えます。シーケンサCPUの負荷を低減できるだけでなく、高速演算処理も実現可能です。
→シーケンサCPUとの分散処理
シーケンサCPUの毎シーケンススキャンのEND処理時に、事前に指定したデバイスデータをC言語インテリジェント機能ユニットに転送できます。一時保存領域に格納されたデータは、C言語インテリジェント機能ユニットの専用関数で取得でき、ユーザー確保メモリに転送されます。そのデータをSDメモリカードへ保存、または上位サーバーへ転送など任意のタイミングで実行できます。
→毎シーケンススキャンデータ収集
振動解析などで使われるFFT演算*1などのデータ解析や、設備の予防保全などで使われるMT法などの統計解析をコントローラ内で実現可能とする関数をラインアップしました。また、C言語インテリジェント機能ユニットでは、これらの関数をシーケンサから使用可能なファンクションブロック(FB)も用意しています。
→データ解析ライブラリ
関数一覧*2
データ解析関数 | 関数対応 | FB対応 |
---|---|---|
デジタルフィルタ演算 | ● | ● |
包絡線算出 | ● | ● |
FFT解析 | ● | ● |
波形交差点算出 | ● | – |
波形ピーク(最大、最小)算出 | ● | – |
波形実効値(二乗平均平方根)算出 | ● | – |
上下限判定 | ● | – |
上下限波形判定 | ● | – |
統計解析関数 | 関数対応 | FB対応 |
---|---|---|
最小二乗法算出 | ● | ● |
移動平均値算出 | ● | – |
標準偏差値算出 | ● | – |
分散値算出 | ● | – |
MT法 単位空間生成 | ● | ● |
MT法 マハラノビス距離算出 | ● | ● |
重回帰分析 | ● | ● |
FFT演算による処理