インバータ FREQROL-A800 Plusシリーズ FREQROL-A800 Plus for Roll to Roll

立上げ、調整が簡単
用途に応じた機械の調整がパラメータで行うことができ、システムの立上げや調整作業をサポートします。
Before
ダンサ制御を行うために、コントローラなど複数の機器で設定や調整が必要であり、立上げにも時間がかかっていた。

Before
社内のシステムに適用できるか不安です。

After
- 複雑なダンサ制御がパラメータ設定によりインバータ単体で可能です。
- 機械諸元の設定により、システム、用途に応じた制御が可能です。
- アナログ/パルス信号入力が複数の入力方法から選択できます。通信を用いた入力も可能です。
- PID制御を用いることで、複雑な制御をインバータ単体で簡単に行うことができます。
- 張力PIゲインを自動で調整することにより、簡単に立ち上げることができます。(張力PIゲインチューニング)

立上げ手順例
ダンサフィードバック速度制御を行う場合の主なパラメータ設定例を下記に示します。

組み合わせるモータの設定や制御方法を設定します。


基本パラメータ、制御方法を設定
制御方法、モータに合わせて設定します。
(制御方法に応じて、速度制御ゲインの調整、オフラインオートチューニングが必要です。)

- *1制御方式はベクトル制御を推奨します。
- *2三菱モータ(SF-PR、SF-JR、SF-HR、SF-JRCA、SF-HRCA、SF-V5RU(1500r/minシリーズ))以外を
使用する場合は、設定してください。

機械諸元を設定します。


機械諸元を設定
用途に応じた機械諸元を設定します。

巻径演算による制御精度向上
巻取/巻出軸の巻径を演算し、巻径に応じて変動する張力を常に最適化します。


ライン速度指令の入力方法、入力端子機能を選択します。


ライン速度指令、ダンサ信号、実ライン速度の入力方法を選択
ライン速度指令の入力方法をアナログ入力端子(2、4、1、6など)、単相パルス列、PLGパルス、通信(CC-Link IE フィールドネットワーク通信、DeviceNet™、PROFIBUS-DPV0など)から選択可能です。

ダンサロールの制御、張力PIゲインの調整をパラメータ設定で行います。


ダンサロール目標位置を設定
ダンサロールの目標位置、上限値、下限値を設定します。

張力PIゲインを自動調整
張力PIゲインチューニングを行い、自動でPIゲインを調整します。これによりゲイン調整の作業時間を短縮します。


試運転
ダンサフィードバック速度制御、巻径演算機能を使用するためには、X114信号をONしてください。