1ユニットで2台のサーボモータを駆動できる2軸一体サーボアンプ、1ユニットで3台のサーボモータを駆動できる3軸一体サーボアンプをラインアップ。装置の省エネ・小形化を実現します。また、サーボモータは回転型、リニア、ダイレクトドライブモータを任意に組み合わせて使用することができます*。
* 組合せについては、「多軸一体サーボアンプとサーボモータ組合せ」を参照してください。
2軸一体サーボアンプMR-J4W2-Bは、MR-J4-Bを2台使用する場合と比較して、設置面積を26%削減。 3軸一体サーボアンプMR-J4W3-Bでは、MR-J4-Bを3台使用する場合と比較して、設置面積を30%削減できます。
3軸一体サーボアンプMR-J4W3-Bは、主回路/制御回路電源、周辺機器、制御信号線などの接続を3軸で共通化。 配線本数および機器数を大幅に削減できます。
システム構成例
電源回生コンバータユニットMR-CVと複数台のサーボアンプ/ドライブユニットを母線共通接続すると、ある軸の回生エネルギを、他の軸のモータ駆動エネルギとして利用することが可能。
多軸一体形サーボアンプも同じ効果があります。
電源回生コンバータユニットMR-CVは、回生エネルギを電源に戻す電源回生方式を採用。他システムの電力として使用可能であるため、省エネに貢献します。 また、回生オプションの設置は不要のため、発熱を低減します。
サーボアンプ・サーボモータのエネルギ損失を低減
<サーボアンプ>新パワーモジュールの採用により効率をアップ
<サーボモータ>磁気回路の最適化設計によりモータ効率をアップ
装置性能の向上による省エネ化
業界最高性能レベルのサーボアンプとサーボモータを使用した駆動システムを構築することで、装置のタクトタイム、稼働時間を短縮し、省エネ化を実現します。
サーボアンプ内での速度や電流などのデータから力行/回生電力を計算。MR Configurator2で消費電力などのモニタができます。
CC-Link IEフィールドネットワークやSSCNETⅢ/Hのシステムでは、コントローラにデータを送信し、消費電力の解析や表示器での表示が行えます。
モータ駆動電力低減
LM-H3シリーズでは、磁石形状の最適化と新規磁気設計により、モータ駆動電流を25%削減*。装置の省電力化を実現します。また、可動子質量を従来機種から約12%軽量化*。可動部を駆動させるためのエネルギを削減できます。
*定格720 Nモータの場合
省スペース化
LM-H3シリーズでは、固定子/可動子の幅寸法を従来機種と比較して10%削減。また、推力/電流比をアップしているため、使用するサーボアンプの容量低減が可能になり、装置の小形化 (材料の削減) に貢献します。
環境条件 (標高) を海抜2000 mまで対応。
電源電圧 AC240 V対応。
欧州 RoHS指令に対応。
耐環境性向上のため、JIS C 60721-3-3:1997/IEC 60721-3-3:1994 分類3C2で規定された腐食性ガス濃度環境下での腐食に対して耐性向上を図った特殊コーティング仕様品を準備しております。詳細については、営業窓口にお問合せください。