Factory Automation

FA業界コラム

世界が抱える数々の課題を日本の “ものづくり” がサイバー空間との連携で解決する安井公治氏

2023年8月公開【全3回】

要旨

 社会が大変革を迎える中、スマート化はパンデミックの影響もあって一気に進み、さらに国際環境の激変を受けて、より確かな流れとなっています。この時代のものづくり企業にとって、スマート化には何が必要であり、また、何をなすべきなのでしょうか。三菱電機株式会社FAシステム事業本部 産業メカトロニクス事業部の主席技監で、スマート社会に関する講演・著作などの活動を積極的に展開し、政府系プロジェクトの各種委員も務めてきた安井公治氏に聞きました。

安井 公治(やすい こうじ)

1959年生まれ。東京大学工学部物理工学科卒。工学博士。1982年三菱電機(株)に入社以来、研究所や製作所の副所長、部長などを歴任。現在はFAシステム事業本部 主席技監。研究員として自ら開発に関わった産業用レーザー加工機、および、チームをマネジメントして開発・製品化・事業化を進めた放電加工機、NC制御装置、電子ビーム加工機などを、本社事業部にて国内外に展開中。お客様のニーズに対応して、必要な技術を集積するため、産官学連携活動にも参画。内閣府SIPプログラムにおけるサブプログラムディレクターをはじめ、各種委員として活動してきた。

著書:「持続可能な社会を生き抜く鍵」Amazon、2022年 他。

製品紹介

金属3Dプリンタ(AM)

ものづくりの常識が変わる三菱電機金属3Dプリンタ。

積層造形は、3次元CADで設計したデータを用いて、1層ずつのスライスデータに変換して造形物を作成する技術です。
他の工法では作成できなかった複雑な3次元形状の製品を作成することができ、廃棄材料と部品点数の削減や試作時間の短縮に寄与する積層造形は、ものづくりの変革につながるとされています。

数値制御装置(CNC)

「全世界へそして未来に向けて進むお客様にとって最良のパートナーでありたい。」
それはMITSUBISHI CNC事業に関わる全てのスタッフの思いです。
お客様のお役に立つCNCとなる事を目指しこれからも活動を続けてまいります。

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