概要

国内・海外で製品開発を連携

1924年、名古屋製作所は三菱電機の汎用電動機の量産工場として設立された。以来、生産ラインの自動化・省力化を担うFA事業の中核製作所として、常に時代の最先端を走り続けてきた。21世紀を迎え、更にものづくりの一流化、情報技術の活用、グローバルなサポート体制の構築、環境への配慮などの取り組みを推し進めている。
中でも、製品開発領域では、名古屋製作所を中核としたものづくりの最適なフォーメーションを構築し、米国・欧州・中国・インドの海外開発拠点や国内の三菱電機研究機関と連携を強化している。研究・開発各拠点ごとに有する技術を高い次元で融合することで、製品の親和性・連携性を高め、創造性あふれる製品でFA市場をリードし続けている。

「e-F@ctory」ソリューションを強化

近年、製造業ではIoT(Internet of Things:モノのインターネット)を活用した生産性・品質向上への取り組みが加速している背景から、第二FA開発センターを竣工し、IoTを活用した次世代のものづくりを実現するFA-IT統合ソリューション「e-F@ctory」を強化している。第二FA開発センターでは、当社FA製品とパートナー製品の動作検証を行う共同開発ルームが設けられ、パートナーと一体となってお客様の生産課題解決に向けた製品開発に取り組むなど、更なる顧客満足度の向上とFA事業の拡大を目指している。

「e-F@ctory」ソリューションを強化「e-F@ctory」ソリューションを強化
業務内容

シーケンサ(PLC)、表示器、インバータ、ACサーボシステム、三相モータ、産業用・協働ロボット、電磁クラッチ・ブレーキ、テンションコントローラ、配電用変圧器、FAセンサ、FAプラットフォーム、e-F@ctoryビジネス、FAアプリケーションパッケージ、産業用ソフトウエア

所在地
名古屋製作所
名古屋製作所

〒461-8670 
愛知県名古屋市東区矢田南五丁目1番14号

地図を見る新しいウィンドウが開きます

名古屋製作所(新城工場)

〒441-1317 
愛知県新城市有海字鳥影1番地1

地図を見る新しいウィンドウが開きます

名古屋製作所(可児工場)

〒509-0249 
岐阜県可児市姫ケ丘3丁目5番地

地図を見る新しいウィンドウが開きます

CLOSE-UP PRODUCTS

お客様の工場の新たな可能性をひらく

シーケンサ

リレー回路の代替装置として開発されたのがPLC(プログラマブルロジックコントローラ)だが、国内では当社呼称である『シーケンサ』が一般名称化している。主に工場などで使われる機械や自動化ラインの制御に使われる。近年はより複雑化する生産設備や製造装置の更なるタクトタイム短縮に応えるため、ナノオーダーの領域までの高速化を実現。膨大化する制御・生産管理データを処理するため、扱えるプログラム本数やメモリー容量も大幅に拡大している。

関連リンク:三菱電機FAサイト・MELSEC iQ-Rシリーズ新しいウィンドウが開きます

お客様の工場の新たな可能性をひらく
シーケンサ

高速・高精度制御で世界のトップを目指す

ACサーボシステム

ロボット・工作機械から半導体・液晶製造装置など幅広い分野で装置の駆動源として活用されるサーボシステム。三菱電機サーボシステム MELSERVO-J5シリーズは、「先進性」「接続性」「保全性」「操作性」「継承」をコンセプトにしており、機器の基本性能を大幅に向上。業界トップレベルの高速・高精度制御を実現した。さらに、IoTシステム構築に最適な産業用ネットワークとしてCC-Link IE TSNを採用。これらによりお客様の装置・システムのパフォーマンス最大化に貢献している。

2023年11月時点 当社調べ

関連リンク:三菱電機FAサイト・ACサーボ MELSERVO新しいウィンドウが開きます

高速・高精度制御で世界のトップを目指す
ACサーボシステム

先進のテクノロジーを搭載した、FAのための右腕

産業用・協働ロボット

産業用ロボットは、対象物(部品・工具など)を掴む・動かす機能を持った機械で、主に生産ラインの組立・搬送工程で使用されている。三菱電機の産業用ロボットは、基本性能である高速・高精度を追求するだけでなく、微小な力加減を感知するセンサーを搭載することでより繊細な組立作業を可能としている。
2020年には人と同じ空間で一緒に作業を行える協働ロボット「ASSISTA」を開発。世界各国の製造現場で、生産性向上や労働力不足解消に寄与している。

関連リンク:三菱電機FAサイト・産業用・協働ロボット MELFA新しいウィンドウが開きます

先進のテクノロジーを搭載した、FAのための右腕
産業用・協働ロボット

IoT化が進み、高まる集中監視ニーズに対応

SCADAソフトウエア

様々な産業においてIoT化が進み、各製造工程や製造ラインの監視対象に留まらず、集中監視によって大量な情報を効率的に収集・監視・分析する、全体最適ニーズが高まっている。

当社はそれらのニーズに応える産業用ソフトウエアSCADA(スキャダ:Supervisory Control And Data Acquisitionの略称)事業強化を目的に2019年に米ICONICS社を買収。GENESIS64™シリーズは、FAのみならず、PA/社会インフラ・ビル管理などの幅広い分野を対象に、ソフトウエア技術とFA機器を組み合わせたIoTソリューション、及びそのソリューションを最大限に引き出す各種サービスをグローバルに展開、世界のものづくりの最適化に貢献している。

関連リンク:三菱電機FAサイト・SCADA GENESIS64™新しいウィンドウが開きます

IoT化が進み、高まる集中監視ニーズに対応
SCADAソフトウエア

TOPICS

歴史

1924年、名古屋製作所は当社の汎用電動機量産工場として設立。基幹機種として電動機が事業を牽引する一方、家電製品をはじめ、数々の関連・応用製品を開発し、それぞれ他の製作所へと移管。“母なる製作所”として三菱電機全社の発展にも貢献しています。

歴史
環境への取組

各種省エネ・高効率機器の導入やe-F@ctory活用による省エネ活動を推進。2013年に竣工されたFA機器新生産棟では、e-F@ctoryとIoT技術を活用した生産性向上と設備省エネ運用の取組が評価され平成28年度省エネ大賞(省エネ事例部門)において「資源エネルギー庁長官賞」を受賞しました。

環境への取組

FA機器新生産棟

地域コミュニケーション活動

名古屋製作所を拠点に活動し、日本のトップリーグに所属するバスケットボールチーム名古屋ダイヤモンドドルフィンズと三菱電機コアラーズ。年間を通じて様々な地域活動を行っています。その一つとして、地域の子供達を対象にしたバスケットボール教室を開催しています。

地域コミュニケーション活動

バスケットボール教室

その他

世界でお客様のものづくりをフルサポートする「グローバルFAセンター」。名古屋製作所では全世界33ヶ所にFAセンターを設置。日本人エンジニアも駐在し、技術相談・トレーニング、アフターサービス対応など、“日本”品質を世界中にお届けしています。

その他

グローバルFAセンター